点眼薬に添加剤・防腐剤が入っている理由※無添加の点眼薬はあるの?

点眼薬に添加剤・防腐剤が入っている理由とは?

点眼薬

 

点眼薬の外箱の裏側を見てみると、たくさんの成分の名前が書いてあります。

 

主成分とは、その目薬の主な効果を出すための成分のことです。

 

それ以外の成分はなんのために入っているのでしょうか?

 

また「ソフトコンタクトは外してから点眼してください」と書いてある点眼薬があるのはなぜなんでしょうか?

 

このサイトでは、点眼薬に入っている添加剤と防腐剤の種類と効果についてご紹介します。

 

 

添加剤が入っている理由とは?

 

疑問女子

 

点眼薬に添加剤が入っている主な理由は以下5つ挙げられます。

  1. 薬効を十分に発揮させる
  2. 溶けにくい成分を溶かす
  3. 品質を安定化させる
  4. 使用感をよくする

 

添加剤は眼の組織への薬の浸透性や使用感に影響します。

 

ちなみに、目薬には着色だけを目的とした添加剤をしようすることは認められていません。

 

 

 

点眼薬に入っている添加剤の主な役割

目薬の薬効や安定性向上のために入っている添加剤の主な役割をご紹介します。

 

1、等張化剤

薬液が粘膜に入ったときに最初に接触するのは、涙液です。

 

薬液の刺激感や不快感を軽くするには、涙液に近い浸透圧を持つ薬液が望ましいので、浸透圧を調整するために、塩化ナトリウムやグリセリンを使用します。

 

2、緩衝剤

薬液のpH変化と防ぐために配合します。
薬液のpHが変化すると、十分に薬効が発揮されなかったり、予想外の副作用を引き起こすことがあるので、pHを変化させないことは重要です。

 

緩衝材にはリン酸やホウ酸などを使用します。

 

3、保存剤

点眼剤は無菌的に製造された製剤ですが、何回も開け閉めしていると、細菌や微生物がついてしまうことがあります。

 

微生物や細菌による汚染を防ぐために保存剤を使用します。

 

ベンザルコニウム塩化物やパラベン類を使用します。

 

4、安定化剤

点眼液の成分の酸化や加水分解などによる変化を防ぐために配合しています。

 

酸化防止の目的で、炭酸水素ナトリウムなどを使用します。

 

5、粘ちゅう剤

薬液に粘性(とろみのようなもの)を持たせるために配合します。

 

薬液に粘性がないと、角膜にとどまることができずすぐに流れてしまい、効果がなくなってしまいます。
また粘性があると、うるおい感が持続し、使用感の改善につながることがあります。

 

ヒプロメロースやヒドロキシエチルセルロースなどを使用します。

 

添加量によっては、眼の前がもやがかかってみえたり、べたつき感を感じることがあります。